チャリポタの絵物語
久米城の謂れ(いわれ)その7:切り落とされたお久米の手
厠(かわや=便所)は、施設の下に水を流す溝を通した「川屋」からきたと言われています。
川に住んでる河童のお久米は、厠(かわや)にしのびこんでイケメンの男の尻をさわりまくります。
ある時、さわったのが侍のお尻だったので、腕を切り落とされてしまいました。
お久米は、切り落とされた自分の手を取り返しに、侍の寝所に忍びこみます。
侍は、河童の手を家宝にしようと思っていましたが、お久米の人柱にされた話をきいて不憫になります。
そして、切られた手が引っ付くのを見てみたくなりました。
マンガ:お久米の手
引っ付くのを見せたおかげで、お久米の手は元通りになりました。
それから心を入れ替えたお久米は、加茂川から姿を消して、日野川で暮らしたということです。
日野川でのお久米の河童伝説は、近いうちに続編として紹介したいと思います。
(ちなみに、このときの河童の手を切ったという言い伝えのある侍の刀が米子にあるという。チャリポタがその写真を確認!)
さてさて、前回の絵物語で、河童MAPとして、中海遊覧の乗り場にある河童の彫刻を紹介しましたね。
今回は、壁面に書かれた河童の絵を2つ紹介しましょう。
写真:おやすみ河童の絵
次は、米子城にちなんだ河童の絵です。
写真:石垣に首を突っ込む河童の絵
河童の彫刻と同じ場所にあるので、探してみてください。
次回に続く。
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文・イラスト/チャリポタ
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絵物語は、チャリポタが創作した物語(フィクション)です。