長かった「米子城人柱編」が完結しました。
盆踊りの最中にさらわれて米子城の人柱になった娘の名をとって米子城は別名「久米城」と
呼ばれるようになった・・・これが今に残る米子城人柱伝説の大筋です。

ですが、果たして城造りの為とはいえそのような非道を働いたのか？

後から来た為政者がそれまでの領主の悪い話をでっち上げたという話や、米子で盆踊りが
廃れた理由についての後世からの後付け話という意見もあります。

私は、このシリーズではとにかく悪者を作りたくないと思ってあれこれこねくり回して
原案を出していったので、気がつけばこのような長い話数になってしまいました（汗）

さてお話の最後に出てきたお久米ちゃんですが、彼女は生きている人間なのでしょうか？
それとも・・・

ただ、私は米子城跡に行った時にはいつも、お久米ちゃんが出てきたりしないかなあと
期待していたりします。

作画：八重樫チヒロ

毎回先の展開を知らずに作画しているので、新しい原案をもらうのが楽しみでした。
伝説を形にするのは難しかったと思いますが、物語として美しくまとまったと思います。

プロデューサー： Ｍ上

いつも２人を困らせてしまいますが、「米子騒動編」を一呼吸させたくて、急遽依頼しました。
「米子城人柱伝説編」はどんな展開になるのか楽しみにしていましたが、予想以上に
裏をかかれて良い終わり方にしていただきました。
原案、作画のお２人に感謝です！

今後もご期待下さい。