米子歴史浪漫プロジェクト


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制作日記

チャリポタの自転車探訪記

■尼子十勇士絵図/深田泥介の生家は米子にあり!

現在の鳥取・島根両県さらに岡山・広島両県までも手中にしていた戦国武将の尼子晴久
彼が選抜した若武者10人が、講談などで全国に知れわたった尼子十勇士の元になりました。

十勇士のひとり深田泥介は、実は米子の出身です。その証拠の品が、安来清水寺の本堂にあります。
一枚板に赤や青で彩色された「尼子十勇士絵図」がそれです。

尼子十勇士絵図
マンガ:尼子十勇士絵図

絵図の中央に、日の丸の扇をもってこちらを睨んでいるのが深田泥介。
左に絵図の寄進者の名が深田稲保之助とあります。

このことから、深田泥介の子孫が先祖の武勇を顕彰するために寺に寄進したことがわかります。
深田稲保之助の住所は伯耆国会見町車尾里とあって、現在の米子市車尾です。

さらに嬉しいことに、深田泥介の生家は一般公開されていて、中に入って見ることができるのです。
観光パンフレットに載っている「深田氏庭園」が生家です。
立派な庭園を拝観すると、深田氏代々の当主じきじきに解説を行っていただけます。
深田泥介のご子孫にも会えるわけですね。

ご子孫にお話を伺うと、さらに決定的な証拠の品があるといいます。
尼子晴久が深田泥介に与えた直筆の感状が残されているのです。
ちゃんと戦国武将らしい花押(今でいうサインのこと)がついてる正真正銘の一品です。

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関連情報:尼子十勇士を全国に!観光キャンペーン

尼子晴久の城下町安来市広瀬町では、尼子十勇士をふたたび全国にアピールしようと、観光キャンペーンをしています。

広瀬町のあちこちにスタンプを置いて、スタンプを集めた人に抽選でプレゼントを贈るというものです。

チャリポタも、スタンプを押す応募はがき付のチラシを持って、かつての城下町をまわりました。
見事、山中鹿介と深田泥介をゲット!
深田泥介の顔が、深田氏庭園で会ったご子孫に似ててびっくり!

深田泥介のスタンプ
写真:深田泥介のスタンプ

皆さんも是非トライしてみてください。
チラシは、安来駅と広瀬町の道の駅に置いてあります。
2014年度は11月末まで。

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文・イラスト/チャリポタ